Awa ft. Che fu – Papatuanuku (Mother Land)

Perfect Dayで有名なAwaの曲をご紹介します。

Awaは、は、ニュージーランドで1999年に学校の友達同士で結成されたNesian Mystikの元メンバーで、リードボーカルだったR&Bシンガーソングライターです。本名、Te Awanui Reeder。また、ニュージーランドの名門大学、Victoria University of Wellingtonのビジネスの修士号を持つ経営者でもあります。

Awaはニックネームで、マオリ語での意味は「river」、「川」です。ちなみに、「Te Awanui」というマオリ語を直訳すると「大きな川」という意味になります。

Nesian Mystikは、ニュージーランドのヒットチャートで数々のトップ10ヒットを連発しながら、ロビー・ウィリアムズ、ミッシー・エリオット、シャギー(Shaggy)、ブラック・アイド・ピーズなどの数々の大物アーティストのニュージーランド・アクトのサポートをおこないました。

また、もっとも多くのトップ10ヒットを持つニュージーランドのバンドとして有名です。

Papatuanukuは、Perfect Dayも収録されている2013年のアルバム、Heartbeatの3曲目に収録されています（Perfect Dayは2曲目）。

この曲で共演しているChe Fuは、ニュージーランドのHip Hop界のレジェンドであり、この曲のテーマは「Toitū he whenua, whatungarongaro he tangata」、すなわち「Land is permanent, man disappears」、日本語だと「大地は永遠不変、人間は消えゆくもの」ということです。

AwaはChe Fuと組むことによって、モータウンスタイルのソウル・グルーブを実現しています。

この曲が書かれた直接のきっかけは、2011年にニュージーランドで発生し、日本人の死者28名を出したカンタベリー地震です。

人類がどんなに自然を痛めつけたとしても、大自然は我々人類がしでかしたひどい仕打ちを知り抜いていて、災害を通して我々に報いを受けさせ、自然の受けた痛みを我々に知らしめている。
我々は自分の怠慢の結末を知った後でさえ、何も変わっていない。

ノリのいい曲調とは反対に、伝えようとするメッセージは重いものです。